自然との調和を大切にし、心と身体がバランスのとれた状態こそを健康と考えるアーユルヴェーダの思想に共感し、日本国内におけるアーユルヴェーダの伝播を行ってまいります。
日本スパ協会では、今後、インドにおけるアーユルヴェーダの第一人者の方を日本に招聘し、各種のセミナーやワークショップの開催を行うなどの活動を通して、広く多くの方々にアーユルヴェーダを紹介してまいりたいと考えています。
サダナンダ・P・サラデシュムク博士(医学)は、10代も続くアーユルヴェーダ医師の家系にある、インドでも有数のアーユルヴェーダ、特に脈診の権威です。
サダナンダ・P・サラデシュムク博士は、インド/マハラシュトラ州で初めてアーユルヴェーダ博士号を取得され、ムンバイやプネのクリニックで40年以上に亘って診察を続けられています。
ムンバイ大学アーユルヴェーダ学部長、プネ大学アーユルヴェーダ治療部門長、オーストラリア・アデレード大学客員教授を歴任され、現在はワゴリ・アーユルヴェーダ大学校長としてアーユルヴェーダ教育に従事されています。
またサダナンダ・P・サラデシュムク博士は、バラティア・サンスクリティ・ダルシャン財団の理事長でもあり、財団においてはアーユルヴェーダ・ホスピタル・アンド・リサーチセンターを設立し、アーユルヴェーダの世界的な普及に努められています。
学術面においても、ガンや関節炎、骨折、AIDS、出産・育児などにおけるアーユルヴェーダを活用した有効な治療法に関する数多くの研究成果を発表されています。
バラティア・サンスクリティ・ダルシャン財団は、インド伝統医学であるアーユルヴェーダやヨガ、またインドの古典音楽・古典演劇(ナーティヤ・シャーストラ)、古典思想(アシュワ・ビドゥヤ)やインド哲学など、インド伝統芸術・文化を広く世界に紹介していくことを目的として設立されました。
特にアーユルヴェーダにおいて、バラティア・サンスクリティ・ダルシャン財団では様々なプロジェクトを行っています。
アーユルヴェーダの病院や研究センター、アーユルヴェーダ・カレッジやパンチャカルマセンター等を設立し、これらの施設や機関ではガンや関節炎・リウマチ、皮膚病、糖尿病など多くの課題についての研究が行われ、その取り組みや研究成果はインドでも有数のプネ大学の教授や学生などの研究者から高い評価を得ています。
研究成果の発表についても、1997年にアーユルヴェーダにおけるガン研究ついての第1回国際会議を、2002年2月には第2回会議、2007年2月には第3回会議を開催し、広くその内容を紹介しています。
またインド古典音楽部門においては、音楽が精神に与える影響についての研究が行われ、様々な疾患における有用な音楽療法の開発に取り組んでいます。
一方、バラティア・サンスクリティ・ダルシャン財団は、伝統的なインド芸術・文化の保存と伝播に関する活動にも力を注いでいます。
古典「サーマヴェーダ」から派生しているインドの伝統音楽や古代聖典「ヴェーダ」などの知識は伝統的なインド文化の一部であり、バラティア・サンスクリティ・ダルシャン財団ではこれらをコンサートやセミナー・講演会の開催を始めとする各種の活動を通じて、伝統文化の保存と継承活動に繋げていく取り組みを積極的に行っています。
日本スパ協会では、こうした財団の活動に賛同し、2011年8月に相互交流と協力を目的としたMOUを締結しました。
(バラティア・サンスクリティ・ダルシャン財団)
Bharatiya Sanskriti Darshan Trust
Vishwa Shanti Dham, Wagholi,
Tal. Haveli, Dist. Pune, Tel. : 91-020-64101726
URL :
//www.ayurved-wagholi.org/